▼1.ログ材の保管▼
▼2.ストックヤード(資材置場)▼
▼3.資材倉庫▼
▼4.基礎工事▼
▼5.標準仕様▼
▼6.ログ組み▼
▼7.ログ組みのルール▼
▼8.ログハウスの施工▼
▼9.小屋組み▼
■1.ログ材の保管
春夏秋冬、四季のある日本の気候、その中でも比較的高温多湿とされる千葉県では、湿気や雨風は保管中のログ材の大敵です。
文字通り無垢な材料を湿気や雨風で汚してしまうことは避けなければなりません。
万が一、カビなどを発生させてしまってはお家の仕上がりに重大な影響を与えかねません。
資材店からその都度搬入される日本の建築流通と違い、一括してフルキット(日本調達材を除く)として日本に運ばれてくるログ材を保管、養生することは非常に重要なことになります。
■2.ストックヤード(資材置場)
お客様の大切な建築資材をお預かりするためにストックヤードを整備しています。
雨風はもちろんのこと、盗難を防止するためにも必要だと考えております。
地中からの湿気や雨風を防ぐためにアスファルトを敷き、厚くて重いシートをかけて資材を守ります。
■3.資材倉庫
工程の都合上、長期間の保管が必要なもの、極力濡らしたくない物建具や階段材、床材、各種仕上材、お客様のメンテナンス用材などシート養生では不十分な資材は、資材倉庫に保管します。
■4.基礎工事
標準仕様は下記の通りとなりますが、お客様の敷地の地盤状態に合わせて臨機応変に対応いたします。
ベタ基礎の配筋ピッチを150ミリに変更が良いのか、表層改良してダブル配筋の耐圧盤を造る必要があるのか、杭打ち工事が必要なのか、などなど地盤調査や地形などから判断して、敷地地盤に合った適切な対応が重要だと考えています。
■5.標準仕様
1.ベタ基礎+布基礎(立上り高 600ミリ)
2.配筋ピッチ200角(使用鉄筋φ13ミリ、φ10ミリ)
3.ベタ基礎厚150ミリ 布基礎厚120ミリ、150ミリ(ログ材の厚みによる)
4.基礎パッキン+φ150ミリ換気口5、米ヒバ土台120ミリ×120ミリ
根切り
地業
配筋
型枠
配筋
独立基礎
コンクリートのかぶり量をきちんと確認して、鉄筋とコンクリートがうまく絡み合うように丁寧に配筋します。
見えなくなってしまうからこそ!正確で丁寧な仕事が必要です。
ベースを造り鉄筋を組みボイド管を設置してコンクリートを打設します。
アンカーボルト
土台と基礎パッキン
十分な引抜強度を得るために約650ミリ下のベタ基礎配筋から布基礎配筋を通り結束されたアンカーボルトは自身や台風による大きな揺れを受けても基礎と土台、ログシェルを繋ぎとめる大切な役割を果たします。
土台の高さは740ミリ、害虫や湿気、雨の跳ね返りからログを守ります。
全周の基礎パッキンで白蟻が住めない環境をつくります。
薬剤を使わず10年間の白蟻保証を可能にします。
■6.ログ組み
組上げた
ログ材
が
構造材
であり、そのまま仕上がりとなるのが
ログハウス
ですから、
在来工法
や
2×4工法
のように仕上材を張り上げてゆく工法とは異なり、収まりの良く美しく仕上るには相応の方法を必要とします。
組上げる際の傷や汚れは、最終的な仕上がりの良し悪しを大きく左右する可能性がありますので、最善の注意が必要です。
長年の間、様々な方法を取り入れてきた現在は次のような方法(ルール)で組上げを行っています。
■7.ログ組みのルール
1.組上げの日程は天気模様を重視し、組上げの前日が雨天の場合は行わない。
(土の汚れに影響を受けない場合を除く。)
2.必ず役割分担を決め、最低施工人数8人以上で行う。
(余裕のある人数配分で組むことが傷や汚れを防ぐ最善策です。)
3.直接ログに上がる人は上履きを使用する。
(土の汚れは木目に擦り込まれ落としにくくなります。)
4.ログ材1本1本の噛合せ、沈み込みを都度確認する。
(1本1ミリ、20本で20ミリの誤差が生じてしまいます。1本1本丁寧に組上げることが必要です。)
5.全ての壁の通り、高低を確認しながら組上げる。
(最上段まで組んでから修正することになると傷や汚れはもとより、建物の歪みの原因となります。)
6.無理やり、力ずくで組まない。
(正確に製材されたログ材が組めない場合は、必ず原因があります。原因を究明後、適正に組みます。)
7.1棟、1棟、初心に帰る。
(作業自体は単純です。慣れや慢心が大事を招きます。安全,丁寧が一番です。)
■8.ログハウスの施工
土台とスターター(一段目)を組んだら床根太をながし仮床を敷き、本格的にログ組みが始まります。
一段目のログは半分で下が平らです。
基礎、土台、スターターの通りを正確に合わせてアンカーボルトで繋ぎます。
強く、優しく、正確に叩きながらログを沈み込ませてからダボ栓を打ち込んでいきます。
半分くらいまで組み上がりました。
ここで1度、目視ではなく器具を使って高低差の確認をします。
長いログ材は、12m近くになります。
クレーン屋さんも腕の見せ所です。
1本、1本沈み込みを確認しながら丁寧に組上げていくことが綺麗に組上げる近道です。
沈み込みも大事ですが壁の通りを整えながら進める事も大事です。
最終的に高低差を計測し、狂いがなければ組み上がりです。
細かい工夫をあげればキリがありませんが、大まかにご説明すると上記のような方法になります。
並べてみると、とても当り前のことのように思えますが、当り前のようでいてとても大変です。
40坪くらいのお家で約380本以上、長さにして1,000m以上、大きなお家でログゲーブルの場合には、800本以上、ルールは確かに必要ですが、 本当に必要であり、大切なのは! 作り手の一人一人が、綺麗に仕上ようとする 気持ちを持つことなのかもしれません。
■9.小屋組み
【ログゲーブル】
ログ材を妻壁のてっぺんまで組んでいくのがログゲーブルです。
写真のように妻壁のてっぺんまでログ材で組上げていきますので、母屋(屋根を支える梁のようなもの)や棟木(建物のてっぺんにある梁のようなもの)もログ材を組んで造ります。まさにフルログと言うことになります。
最先端の製材技術で、より緻密な排水機能を持つノッチを実現し、台風などの暴風雨でも雨水浸入の心配はとても少なくなっています。
【ティンバ ーゲーブル】
ティンバ ー(45ミリ×120ミリの欧州赤松の板)を組み合わせて妻壁を造るのが
ティンバ ーゲーブル
です。
写真のようにティンバ ーで組んだフレームを造り、その上に集成材の母屋や棟木を載せて組上げます。
組み方そのものは、2×4工法に似ていますが、使用する材は、ログ材と同じ欧州赤松の45ミリ×120ミリを使います。
日本の赤松に似た木質を持ち、強度、耐久性とも構造材に適しています。
何よりも、
スプルースなどを使わずにフルパインであることに拘っていきたい
と思っています。
てっぺんまでログが組まれた様子は壮観です。
ピッタリ合った通りと勾配
マシンカット
ならではです。
壁には断熱材が必要ありませんので壁内結露の心配もなく、本当に天然の断熱材です。
2階の床下地を造り原寸大の墨を打ち水平な所で原寸通りに組んでいきます。
水平な所で正確に組まないと壁が曲がってしまいます。
組んだフレームを起こし終わった写真が右です。
屋根垂木を下から見上げた写真です。
下から見るとあまり感じませんが、45ミリ×195ミリの欧州赤松ですので丈夫です。
垂木自身が屋根材や屋根下地を支え、小屋裏を住空間として使いますので構造材として適切な樹種と寸法が必要です。
屋根垂木を止める為のL型金具です。
中央に並んだブロック型の物は、外壁に面する垂木をより正確に真直ぐ取り付けるガイドの役目をします。
一寸した工夫ですが、確実な通風と雨仕舞のためです。
妻壁もセトリングしますので、垂木の止め金具もセトリングに対応した金具を使います。
動かないようにつくるのが普通の建築と違い、きちんと動くようにつくる部分を熟知した職人が必要です。
屋根垂木を架けている所です。
まず仮止めを行いながら全ての垂木架け、全体の割り付けを確認します。
最後に微調整をしながら本止して開き止を打ったら完了です。
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